2016年7月2日、江戸川区小岩の音曲堂で行った「野菜支援ライヴ」の報告です。
会計報告と、ライヴの模様と出演者・グループの紹介を簡単にお知らせします。
○参加者39名
○野菜支援へのカンパは39,910円
参加費、カンパ、飲み物販売、カンパ野菜販売、CD売上(阿呆船)カンパから、会場使用料、飲み物購入代を差し引きました。なお、チラシ・ポスター・プログラムの作成印刷、相談会場の提供をはじめ、細々の経費について実行委員、参加者の皆さまに無償にて協力いただきました。有難うございました。
ライヴの模様です

白根さんの美しいアメグレ独唱からスタートです。
「とぽす」はモッキンバードの拠点でもある喫茶店。
白根さんは、アーティストでもあります。
そして、会いたいと思う人とは必ず会うというバイタリティーや、包みこむ優しさで皆に慕われています。
「とぽす」にも一度立ち寄ってください。白根さんの絵も観られますよ。

「花は咲けども」をはじめ、全曲フォーク&ロックを歌とギターです。5本のギターは凄く厚い音になってグルグル回ってイイ感じ。宇宙さんはエレキでロック!
メンバーの中には、障がい者の人たちと東北の仮設を回り108回ライヴをした人も!
モッキンバードはメンバーのお兄様が亡くなったことをきっかけに集まり、少しでも良い地域、社会になるようにと、講演会やイべントなどを定期的に開いてます。その中で生まれたバンドの名前もモッキンバードです。バンドは「とぽす」での定期イベントでミニライヴ、最近は呼ばれて出前ライヴもやってます。
今回はバンド以外のメンバーも全員実行委員会に参加してくれ裏方でも大活躍してくれました。

ミックス・ベジタブルデビューです。
トトロの「さんぽ」を歌いながら入場。手には野菜!
飛び入りで兎さん(阿呆船ファン、松戸で避難者の支援をしてます)、そしてメンバーのお友だちも来てくれて一緒に歌いました。コカリナの伴奏です。「翼をください」や「エーデル・ワイス」など皆さん良く知っている歌なので、会場中が歌ってくれました。野菜支援の取り組みについてやカンパのお願いもしてもらいました。
ミックス・ベジタブルは西部ネット野菜支援グループの有志により、本日のために結成されました。すでに次のステージの予定があるようです。皆さん来てね、チャリティー居酒屋!

イェーイ! ロックだぜ〜っ!
柔らかだけど硬く、丸いけど尖ってて、優しいけど怒ってる・・・?
ロックです!その場にいないとわからない、松井さんだけが出せるロック魂全開、会場もノリノリのステージでした。
松井さんは阿呆船のお友だちです。チャリティー居酒屋にも来て歌ってくれました。しかし、もう一度聴きたいと思ってもどうしたら良いかわかりません。ローリング・ストーンズとイチローとお酒好き以外は謎のロックン・ローラーです。イェーイ!

歌が始まると、いきなり阿呆船の世界へ引き込まれ

阿呆船から、優さん、峻さん二人のユニットです。西部ネットの太田さんと長いお付き合いがあり、松戸のイベントに出演してもらいました。その後チャリティー居酒屋にも来て歌っていただき、今回のライヴ企画は阿呆船さんとの出会いによるところ大です。
ライヴ、新宿アルタ前、ラジオと多彩な活動は「栗原優ブログ」(http://blog.livedoor.jp/yuukurihara/)をぜひご覧ください。

賑やかな衣装で登場。手話入りの歌や、ベリー・ダンス、モンキーダンスの曲はキヨシローバージョンで。毒入り楽曲と脱力パフォ−マンスの融合で会場を沸かせた怪しい集団。ダンスや歌は練習を重ねたのに、バックバンドが・・・・。ミスもパフォーマンスだそうです。
12人の会は原発事故直後、情報への不信と不安から身近な友人達で声を掛け合い集まったグループです。放射能や原発について学んだり、通信を出したり、個々人がアクションや講演会に足を運んだり署名を集めたりでゆっくりと歩んでいます。パフォーマーズはこの日のため結成。これを機にパフォーマンスを増やしたいと考えています。

今回は「ボーダレスマン」〜「憂いの日々」まで全曲オリジナルのロックです。せっかくアンコールを頂いたのに体力と記憶力低下により、最後は会場の皆さまとイマジンを演りました。
バンドは10数年前に結成5周年ライヴをやって以来のライヴです。オリジナルを中心に70年代ロックのカヴァーなどのライヴで楽しんでいました。当初は3人バンド、その後ちい坊が加入し、今は4人でたまにスタジオで遊んでいます。メンバーは全員が12人の会、モッキン・バード、西部ネットのいずれかに参加しています。チャリティー居酒屋にも呼んでもらい、こちらはアコースティックで。
終わりに
昨年より実行委員会を立ち上げ、半年以上かけ手作りライヴが実現しました。まずは実行委員の皆さまには長期間、物心ともに多くのご協力をいただきましたことにお礼申し上げます。
参加者の皆さまからは、たくさんの「楽しかった」「またやって」の言葉をいただき、本当に有難うございました。
ライヴの目的のひとつ「南相馬市の子供たちへ野菜を送る活動」へのカンパですが、参加できない方からも多くのカンパをいただき、予想以上の金額が集まりました。有難うございました。
ライヴの共催グル−プ、出演者の方たちは「野菜支援」へカンパや支援をいただいてきた方々です。阿呆船のお二人との出会いから、各グル−プの音楽という共通アイテムで交流できたらという思いで「支援ライヴ」となったわけです。野菜支援という小さな共通点のみ、音楽というひとつのツールのもと、たくさんの出会いができたことは今後の財産となりました。
また、音楽は好みやスタンスがはっきりしていて、一抹の不安がありましたが不要な心配でした。音曲堂の方に「こんなに様々な年齢、スタイルの人達が集まるライヴは珍しい」と言われました。出演者、参加者の皆さまの感性の柔らかさ、違いを楽しむ心の豊かさで暖かい空間をつくっていただきました。
原発事故への情報の風化、人々の関心が薄れていると感じられるこの頃。諦めず地道に福島や原発や社会のことを考え、取り組み、発信されている小さなグループや個人が、ライヴの輪の先にも無数に広がっていること、参加された皆さまはまたそれぞれの場所で、それぞれの方法で取り組まれていくことを確信し、皆さまの「元気が出た」1日になっていただけたならば幸いです。
参加された皆さま、参加できなかった皆さま、ライヴに関わり心を寄せていただいた全ての方にあらためて感謝申し上げます。また、引き続き野菜支援へご理解ご協力お願いいたします。
野菜支援ライヴ実行委員 山本 真理
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