2017年03月16日

西部ネットリーフ改訂版--福島を忘れない! 放射能測定した野菜を届ける

西部ネットリーフ(2017.3)表.pdf
西部ネットリーフ2017.3内.pdf
福島を忘れない!
放射能測定した野菜を届ける

私たち「千葉西部ネット」は3・11東日本大震災が起きた時に、被災者支援を目的に、千葉県北西部(松戸、柏、流山など)の市民が集まって立ち上げた市民団体です。
この大震災では、太平洋岸が広域に渡って被害を受けましたが、会員の藤原さん(市川市)が桜井市長とお知り合いであった縁で南相馬市への支援を決めました。そして2011年6月から、南相馬市の子どもたちに放射能の心配のない野菜を送る活動を始めました。有機野菜の共同購入グループ「有機の会」(松戸市)とその提携先の野菜の生産者魚住農園(石岡市)の協力を得て、放射能を測定して安全を確認した美味しい野菜を、学校給食センターに、毎週一回一万円分(送料を除く)を送り続けています。これは、南相馬市学校給食センターで使う野菜のほんの一部ですし、避難地域解除により給食センターの給食数は増えてきました。それでも、福島を忘れない!子どもたちの健康を守ろう!の気持ちを込めて「野菜支援」を続けています。(2017年3月現在)


◆千葉西部ネットの歩み

2011.6 給食センターへ最初の野菜を贈る
    松戸駅頭で音楽イベント、募金活動
2012.1 田中優さん講演会協賛
   3 フリーマーケット出店
   6 チャリティー「居酒屋」&オークション(年2〜3回開催)
2013.3 「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映に協力、募金活動
   7 チャリティーコンサート
2014.6 「古本市」開催
   8 南相馬など被災地訪問
2015.10 「自主避難者の声を聴く会」開催
2016.3 「福島講座」開講
2016.4 「3.11から5年後の福島」講演集会


 南相馬市は福島県の北部、太平洋に面しています。東京電力福島第一原発の立地する双葉町・大熊町に近く、3・11東日本大震災による巨大な津波の被害に加えて、原発事故による放射能汚染にさらされました。その後、南相馬市は、帰還困難区域、居住制限区域と避難指示解除準備区域と居住可能区域とに分かれました。2016年7月に全ての避難区域が解除となりましたが、20msV/h(福島以外は1msV/h)以下なら居住可能とする、無謀な帰還政策によるものです。帰還が少しずつ進んでいますが、子どもはもちろん、全ての市民の厳密な健康管理が求められます。

 3・11大震災と福島第一原発の爆発は、私たちにさまざまな問題を提起しています。原発が爆発し放射能が放出されて、私たちの住む千葉県北西部も汚染されました。放射能汚染がひどい地域では人が住めなくなったことは衝撃でした。
政府と原発関連業界からの「原発神話」には、いくつもの大嘘がありました(原発がないと電気は足りない。クリーン。安い。5重の壁で守られている。核燃料はリサイクルできる。放射能による健康被害はない等)。加えて、原発は正常に運転していてもそのメンテナンスには作業員の被ばくが避けられません。「原発と人間は共存できない」のです。 福島原発事故を受けて、ドイツ・台湾などは原発からの撤退を決め、今、世界各国では自然エネルギーへの転換が進められています。私たちは、被災者支援・福島支援とともに、原発ゼロと足元からの自然エネルギーへの転換を進めていきます。

●野菜を贈るための募金活動にご協力ください!

 千葉西部ネットでは学校給食センターに毎週野菜を贈るためさまざまな活動を行なっています。これらの活動は市民の皆さんの温かいご支援、ご協力に支えられています。子ども達の未来を応援することにつながる野菜を贈る活動へのご協力をお願いします。

募金のお願い
郵便振替口座 00130−3−385863 
口座名称 雑誌たんぽぽ 震災被災者支援ネット千葉


東日本大震災被災者支援千葉西部ネット
047−360−6064
http://2011shinsaichiba.seesaa.net/
松戸市松戸1879-24ほくとビル5階
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2012年06月14日

埼玉県に搬入している千葉県内自治体の状況

皆さま 藤原です。

以下は「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」からの情報提供です。
http://ecohiroba.net/modules/news/article.php?storyid=519

千葉県内からは市川市と印西市の焼却灰が搬入されています。

千葉県印西市からの焼却灰の値 3,830ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111118innzai01.jpg

千葉県印西市からの焼却灰の搬入量 450トン ヤマゼンへ
http://ecohiroba.net/textpdf/20111118innzai02.jpg

埼玉県越谷市からの焼却灰(飛灰)の値 1,890ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111129koshigaya01.jpg

埼玉県越谷市からの焼却灰の搬入量 600トン ヤマゼンへ
http://ecohiroba.net/textpdf/20111129koshigaya02.jpg

埼玉県羽生市からの焼却灰(飛灰)の値 1,913ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111118hanyuu01.jpg

埼玉県羽生市からの焼却灰の搬入量 300トン
http://ecohiroba.net/textpdf/20111118hanyuu02.jpg

埼玉県妻沼町からの焼却灰の値 1,009ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111015menuma01.jpg

埼玉県妻沼町からの焼却灰の搬入量 30トン
http://ecohiroba.net/textpdf/20111015menuma02.jpg

千葉県市川市からの焼却灰(混合灰)の値 1,007ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111206ichikawa01.jpg

千葉県市川市からの焼却灰の搬入量 500トン
http://ecohiroba.net/textpdf/20111206ichikawa02.jpg

群馬県前橋市からの汚泥の値 ヨウ素が26ベクレル/kg
http://ecohiroba.net/textpdf/20111129maebashi01.jpg

群馬県前橋市からの汚泥の搬入量 500トン
http://ecohiroba.net/textpdf/20111129maebashi02.jpg


藤原寿和
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2012年03月28日

県のモニタリングポストの増設について

皆さま 藤原です。

県に対する質問書の中にもありますが、県が6か所のモニタリングポストの増設場所を発表しましたので、お知らせします。

http://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/press/2011/240327-postzousetu.html
1 運用開始日時

平成24年3月29日 午前10時

測定結果は、ホームページからすぐに確認できます。

2 測定場所
柏市大室 柏市立田中小学校
市川市大野町 市川市立大柏小学校
印西市高花 印西市立船穂中学校
香取市羽根川 小見川区事務所
茂原市高師 県立茂原高等学校脇
館山市亀ヶ原 安房農業改良普及センター跡地

3 測定の高さ

地面から1m

4 公表方法

ホームページで1時間毎に測定値を公表。
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2012年03月24日

流山市議会が「東電福島原発事故の収束宣言の撤回を求める意見書」を可決

流山市議会、政府の「事故収束宣言」の撤回を求める意見書議決: 日下部信雄の一言二言三言
http://kusakabe-1-2-3.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-622b.html

 千葉県流山市議会は、昨日3月21日に閉会した。
 そこで、注目すべき議決をしている。
 その一つは、「東京電力福島第一原子力発電所事故の収束宣言の撤回を求める意見書」の議決である。

 18対9であった。その内訳は、次の通り。

 賛成:菅野浩考(みんな・一新)、植田和子(共産党)、加藤啓子(みんな・一新)、斉藤真理(公明党)、阿部治正(社民党)、楠山栄子(社民党)、西川誠之(みんな・一新)、松田浩三(誠政会)、徳増記代子(共産党)、酒井睦夫(みんな・一新)、藤井俊行(みんな・一新)、海老原功一(誠政会)、根本守(誠政会)、小田切仙(共産党)、松尾澄子(公明党)、乾紳一郎(共産党)、秋葉高義(公明党)、田中人実(公明党)

 反対:全員「流政会」 笠原久恵、中村彰男、森亮二、宮田一成、中川弘、山崎専司、松野豊、青野直、伊藤実(なお、坂巻忠志議員は、議長なので議決には参加しない)

 その全文は下記の通り。

 政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故に関し、「原子炉は冷温停止状態に達し、事故は収束に至った」と宣言した。これは、今後不測の事態が発生した場合も敷地境界における被ばく線量が十分低い状態を維持できるようになり、安定状態を達成し、発電所事故そのものは収束に至ったと判断したもので、さらに、避難区域を見直し、4月1日に放射線量に応じた新たな3区域に再編する考えを明らかにした。

 しかし、事故の実態は、@原子炉の燃料が溶け落ち格納容器に漏れ出ていると見られ、その燃料がプラントのどの部分に溜まっているのかさえ確認できていない。A溶け落ちた燃料が冷却されているかは底部の温度の計測による判断であり、温度計は20度近くの誤差がある。B冷却装置は仮設のシステムであり、汚染水が溜まり続け、度々処理水が漏洩するなど安定したシステムと言えない。

 このような状況にもかかわらず、収束宣言したことは、地域住民の実態を理解しているとは言い難く、本市に避難している住民を含めた避難者の不安・不信をかき立てる事態となっている。

 よって、国においては、事故収束宣言を撤回し、今回収束と宣言するに至った経緯及びその内容、今後の施策との関係等を分かりやすく住民に説明するとともに、一刻も早く真の収束に向けた取り組みに全力を挙げるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成24年3月21日



 衆議院議長   横路 孝弘 様

 参議院議長   平田 建二 様

 内閣総理大臣 野田 佳彦 様

 内閣官房長官 藤村 修  様

 文部科学大臣 平野 博文 様

 経済産業大臣 枝野 幸男 様

 環境大臣(原発事故の収束及び再発防止担当)細野 豪志 様

 復興大臣(東日本大震災総括担当)    平野 達男 様

                             千葉県流山市議会
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2012年03月23日

これは画期的:内部被ばく検査で我孫子市が費用助成へ

東日本大震災:福島第1原発事故 内部被ばく検査で我孫子市、妊婦ら対象に費用助成へ
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120323ddlk12040188000c.html

記事は、福島県のホールボディーカウンター(WBC)検査から<全員が「健康に影響が及ぶ数値ではない」という結果が出た>と書いているが、大いに疑問。

バンダジェフスキーは、ベラルーシで子どもたちのCs137体内蓄積量が10Bq/kg程度で心筋異常(心電図異常)が発生していることを明らかにしています。

南相馬市立総合病院が昨年2011年9月から12月にかけて市民を対象にWBC検査をしたところ、小・中学生579人中、59人(10.19%)でCs137が10Bq/kg以上検出されました。

南相馬市の内部被ばく調査結果と千葉県東葛地域における健康調査の必要性
http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/256701275.html

太田光征
posted by 2011shinsaichiba at 19:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月11日

太陽光と原子力のコスト――歴史的交差点

太陽光と原子力のコスト――歴史的交差点
Solar and Nuclear Costs – The Historic Crossover – A Report by Dr. John Blackburn
http://www.ncwarn.org/2010/07/solar-and-nuclear-costs-the-historic-crossover/
http://www.ncwarn.org/wp-content/uploads/2010/07/NCW-SolarReport_final1.pdf

米デューク大学名誉教授・前学長のジョン・ブラックバーンらが「太陽光と原子力のコスト――歴史的交差点」と題する論文を2010年7月8日に発表した。太陽光の発電コストは下がり続ける一方であるのに対して、新規原発の発電コストは上昇し続けており、ついに2010年に両者のトレンドラインが交差し、ノースカロライナ州では前者が後者を下回ったたことを示している。

1月21日開催の「いまからできること!〜放射能とエネルギーのはなし〜」で話をする田中優さんが昨年の講演で使っていたグラフが、たぶんこれでしょう。当日はこうした目からウロコの話をたくさん聞くことができるはず!

太陽光と原発の1kWh当たりコストの比較
太陽光と原発の1kWh当たりコストの比較


原子力発電のコスト(クーパー、2009)− 稼働中の原発と計画中の原発
原子力発電のコスト(クーパー、2009


以下は抄訳。

ノースカロライナ州における商業規模の太陽光開発企業は既に1kWh当たり14セント以下で電力を供給している。デューク・エナジーとプログレス・エナジーは原発計画を推し進めているが、完了すれば1kWh当たり14〜18セントになると予想される。

太陽光も原発も補助金を受けてきたが、太陽光はこの先10年以内に補助金なしでコスト競争力を付けることが確実に見込まれる。

ノースカロライナ州では2010年中頃に、大規模太陽光発電システムは当たり12〜14セント以下、住宅用の中規模システムは当たり13〜19セントで、平均すると1kWh当たり16セントとなる。

屋上太陽光発電については中規模クラスのコストが1kWh当たり14〜19セント、商用規模では約14セント。

新規原発は風力、太陽光、コージェネより高い。

最新の推計では、原子炉1基の建設に100億ドルかかる。

ウエスティングハウスのAP 1000型原子炉は2009年9月までに17回の設計変更が施された(それだけコストが当初見積もりより上昇)。

1kWh当たり7セントという原発の発電コスト見積もりは18セントを超え、送配電コストによって最終コストは22セントになるだろう。これはノースカロライナの住民が大手電力会社に現在支払っている料金の2倍である。

バーモント・ロースクールのマーク・クーパー(2009)によれば、新規原発の発電コストは1kWh当たり12〜20セントで、中間が16セントとなる。クーパー論文が発表されて後に電力会社がプラントコストの上昇を発表したので、クーパーの数字は楽観的なものである。

Cooper, Mark. “The Economics of Nuclear Reactors:Renaissance or Relapse?” Institute for Energy and the Environment, Vermont Law School. June 2009.

ノースカロライナ州では2010年に原発の発電コストは太陽光発電のコストを上回るようになった。

送配電コストを加算すると、新規原発は住宅用に1kWh当たり22セント、商用では1kWh当たり18〜19セントになると予測される。

太陽光発電による電力は風力や水力、バイオマス、天然ガス発電による発電網に接続し、既存の貯蔵技術やスマートグリッド技術と併用すれば、断続性は完全に管理可能であることが多くの研究で実証されている。

Eastern Wind Integration and Transmission Study,” prepared for the National Renewable Energy Laboratory, Enernex Corporation.January, 2010.

“Western Wind and Solar Integration Study,”prepared for the National Renewable Energy Laboratory, GE Energy. May, 2010.

Blackburn, John. “Matching Utility Loads with Solar and Wind Power in North Carolina: Dealing with Intermittent Electricity Sources.” Institute for Energy and Environmental Research. March 2010.

Similar studies are underway at Stanford University and in Europe.

実際、連邦エネルギー規制委員会委員長は風力、太陽光、スマートグリッド技術の発展によって、風力や太陽光に伴う距離や断続性といった問題を緩和することができるため、石炭や原子力による新規発電所の必要性を退けている。

U.S. utilities, regulator disagree on generation | Reuters
http://uk.reuters.com/article/2009/05/05/us-utilities-awea-wellinghoff-idUKTRE5447HI20090505

北東に位置するニュージャージー州は太陽光資源に恵まれない州だが、太陽光発電設備の導入では米国有数である。

[参考]
U.S. FrontLine:アメリカ・日本・世界の政治・社会・経済情報速報ニュースサイト
http://www.usfl.com/Daily/News/09/08/0805_025.asp?id=72060

ノースカロライナ州における雇用を生み出す効果については、同じ投資額で比べた場合、太陽光パネルや太陽熱温水器の設置の方が、原発の建設・運転よりも3倍高い。

Garrett-Peltier, Heidi. “$1 Million = More jobs for green industries.” Political Economy Research Institute, University of Massachusetts Amherst.

エンバイロンメント・ノースカロライナは、2030年までに同州で太陽光発電による発電量を総発電量の14%に増やすことで、質の高い常勤職2万8000件が生み出されるとみている。

Madsen, Travis and Elizabeth Ouzts. “Working With the Sun: How Solar Power Can Protect North Carolina’s Environment and Create New Jobs.”
Environment North Carolina, Research & Policy Center. May 2010. 11 June 2010
http://www.environmentnorthcarolina.org/uploads/ca/80/ca809d139d551c92990e082edc6e4b15/Workingwith-the-Sun.pdf

ナビガント・コンサルティング(2008年)によれば、2016年まで続く太陽光発電の連邦税控除30%により、米国で常勤職44万件が生み出されるとみられる。

Navigant Consulting, Inc. “Economic Impacts of Extending Federal Solar Tax Credits.” 15 September 2008. 22 June 2010
http://seia.org/galleries/pdf/Navigant%20Consulting%20Report%209.15.08.pdf

連邦政府の研究によれば、最悪でないケースの事故による損害額は5000億ドルを超える。

Brookhaven National Laboratory. “Severe Accidents in Spent Fuel Pools in Support of Generic Safety Issue 82.” NUREG/CR-4982. 1997.

米エネルギー省の2011年度予算要求額において、原子力関係予算18億ドルはエネルギー開発総予算の44%を占める。

Institute for Southern Studiesによれば、2009年7月段階で提案されている原発プロジェクト17件のうち2件で建設債が「ジャンク」に、13件がジャンクの1つ上と格付けされている。

Friends of the Earthが実施した分析によれば、ケリー・リーバーマン法案(温暖化対策法案)では提案されている助成金計355億ドルに97億〜573億(原子炉の型と数に応じて)の減税が輪をかけるとみられ、この法案が成立すれば原発企業は実質的にリスクを負わないで済む。

Koplow, Doug. “Massive tax subsidies to nuclear in Kerry-Lieberman legislation.” Friends of the Earth. 17 June 2010. 22 June 2010.
http://www.foe.org/more-kerry-lieberman-nuclear-subsidies/

ノールカロライナ州は2007年、他の南東部諸州と共に電力会社に対して原発建設コストの一部を電気使用者に事前請求することを許す法律を通過させた。デューク・エナジーは同州住民にさらなる財務リスクを転嫁することを直に追求するとほのめかしており、これは明らかにまた建設仮勘定という手法によってデューク・エナジーないしプログレス・エナジーが公益事業委員会付託のレートケースでコストの検討をせずにコストを自動的に消費者に転嫁するものだ。

ノースカロライナや南東部諸州のほとんどで再生可能エネルギーの導入にもたついている1つの理由は、サービスエリアの独占が認可されていること。電力会社はこれらの州において、原発建設の財務リスクを電気使用者に転嫁する法律の制定に成功している(前述)。

デューク・エナジーは太陽光と風力の重要プロジェクトを開発しているが、それらは同社が市場シェアを競う必要がある他州でのプロジェクトである。

*

グラフ作成に使用したデータ

太陽光発電設備の過去のワット当たり設置コストはソーラー業界の資料や公的研究機関、特にローレンス・バークレー国立研究所のデータに基づいた。太陽光発電設備の現在の設置コストはノースカロライナの設置業者のデータを使用した。将来のコスト見積もりは業界分析資料や第三者の研究に依った。

Wiser, Ryan, Galen Barbose, Carla Peterman, and Naim Darghouth. “Tracking the Sun II: The Installed Cost of Photovoltaics in the U.S. from 1998–2008.”Lawrence Berkeley National Laboratory, October 2009.
http://eetd.lbl.gov/ea/emp/reports/lbnl-2674e.pdf

Projected solar electricity costs, 2010 to 2020,were based on:Bradford, Travis. Solar Revolution: The Economic Transformation of the Global Energy Industry. MIT Press, September 2006.

Denholm, Paul, Robert M. Margolis, and Ken Zweibel. “Potential Carbon Emissions Reductions from Solar Photovoltaics by 2030.” Tackling Climate Change in the U.S.: Potential Carbon Emissions Reductions from Energy Efficiency and Renewable Energy
by 2030. Ed. C. F. Kutscher. CH-640-41271. Boulder,CO: American Solar Energy Society, 2007. 91-99.

International Energy Agency. “Technology Road map,Solar Photovoltaic Energy.” May 2010.

Teske, Sven, Arthouros Zervos, Christine Lins, and Josche Muth. “Energy [R]evolution: A Sustainable Energy Outlook.” European Renewable Energy Council and Greenpeace International. June 2010.
15 June 2010
http://www.greenpeace.org/raw/content/usa/press-center/reports4/greenpeace energy-r-evolution.pdf

United States Department of Energy Solar Energy Technologies Program. “Solar Energy Industry Forecast: Perspectives on U.S. Solar Market Trajectory.” 27 May 2008. 11 June 2010
http://www.earthday.net/files/doe.ppt

Also consulted were:Appleyard, David. “PV Global Outlook: A Bright Future Shines on PV.” Renewable Energy World,4 June 2010. 14 June 2010
http://www.renewableenergyworld.com/rea/news/article/2010/06/pv-global-outlook-a-bright-future-shines-on-pv

“China Still Holds Commanding Lead in Global Clean Tech Race.” GreenBiz.com. 16 March 2010. 7 June 2010
http://www.greenbiz.com/news/2010/03/16/china-holds-commanding-lead global-cleantech-race

Helman, Christopher. “A Competitive Boost for Solar Energy.” Forbes.com. 25 November 2009.
7 June 2010
http://www.forbes.com/2009/11/25/solar-power-prices-business-energy-electricity.html

2010年から2015年までの予測値は、米エネルギー省ソーラー・アメリカ・イニシアチブによる2010年の予測値に一定の減少率を適用して求めた。

原子力発電による2001年から2008年のkWh当たりコストはクーパー(2009)のデータに基づいた。2009年から2020年についてはクーパーによる2008年の平均予測値に年間価格上昇率1.67%を適用した。

Cooper, Mark. “The Economics of Nuclear Reactors:Renaissance or Relapse?” Institute for Energy and the Environment, Vermont Law School. June 2009.

この原子力発電コストの上昇率見積もりは保守的であって、最近のトレンドについては付録B(原子力プラントコストの見積もりと上方修正)を参照のこと。

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太田光征
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2011年12月10日

静岡までストロンチウム89:米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)のデータ

【追記:12月21日】

16日にコメントで「文科省とDOEが共同したのは航空機による調査であって土壌ではないのでは?」とのご指摘をいただきました。

すでに本文中で、NNSAの添付文書に日本政府が測定に関与しているという記述があることを説明していますが、大気と土壌のサンプルいずれにおいても日本政府が関与したかどうかは分からないとも言えます。

やはり本文中に書いているように、今回は分析を割愛しましたが、別の土壌分析のファイル(対象地域は福島県)もあります。

こちらです。

US DOE/NNSA Response to 2011 Fukushima Incident: Radiological Soil Samples | Data.Gov | Open Federal Data
http://explore.data.gov/Geography-and-Environment/US-DOE-NNSA-Response-to-2011-Fukushima-Incident-Ra/77xc-yjwj

その添付文書によれば、やはり測定に日本政府(英語のgovernmentalでは中央政府か自治体か、厳密には判別できませんが)が関与していると明記しています。さて、どの省なのでしょうか?

Technical Documentation
http://energy.gov/sites/prod/files/NNSADataRepositoryGuide_0.pdf
Data sets were collected by a variety of parties including the US Department of Energy, the US Department of Defense, as well as by private and governmental sources within Japan.

【追記:12月21日、以上】

米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)が日本における放射性物質の測定結果を公表していますが、すでに「私設原子力情報室」などが大気サンプルのデータについて解説しています。米軍横田基地でもストロンチウム89が3月21日に検出されています。

私設原子力情報室
http://nucleus.asablo.jp/blog/
NNSA(アメリカ国家核安全保障局)による大気中のダスト分析データ
http://www.ne.jp/asahi/nonukes/home/docs/airdust_nnsa.html

私設原子力情報室が使用したデータファイルはこちらのサイトからダウンロードしたものです。

測定データファイル4種
The Situation in Japan (Updated 10/21/11) | Department of Energy
http://energy.gov/situation-japan-updated-102111
主に宮城〜神奈川の空間線量:
http://explore.data.gov/Geography-and-Environment/US-DOE-NNSA-Response-to-2011-Fukushima-Incident-Fi/kxp6-xc7d
主に宮城〜神奈川の空間サンプル核種分析:
http://explore.data.gov/Geography-and-Environment/US-DOE-NNSA-Response-to-2011-Fukushima-Incident-Ra/u9mw-zn8r
福島の土壌サンプル核種分析:
http://explore.data.gov/Geography-and-Environment/US-DOE-NNSA-Response-to-2011-Fukushima-Incident-Ra/77xc-yjwj
セシウム分析(グーグルアース用ファイル):
http://explore.data.gov/Geography-and-Environment/US-DOE-NNSA-Response-to-2011-Fukushima-Incident-Ra/prrn-6s35

検索すると、一部重複しますが、米エネルギー省のサイトに直接保存されているファイルが見つかります。

測定データファイル2種
DOE Fukushima Field Samples | Department of Energy
http://energy.gov/downloads/doe-fukushima-field-samples
主に宮城〜神奈川の空間線量:
http://energy.gov/sites/prod/files/FieldMeasurements_DOE_1.csv
福島の土壌サンプル核種分析:
http://energy.gov/sites/prod/files/FieldSampleSoilResults_DOE_1.csv

測定データファイル4種
US DOE/NNSA Response to 2011 Fukushima Incident- Data and Documentation | Department of Energy
http://energy.gov/downloads/us-doennsa-response-2011-fukushima-incident-data-and-documentation
主に宮城〜山口の空間線量:
http://energy.gov/sites/prod/files/FieldMeasurements_0.csv
主に宮城〜神奈川の空間サンプル核種分析:
http://energy.gov/sites/prod/files/FieldSampleAirResults_0.csv
宮城〜静岡の土壌サンプル核種分析:
http://energy.gov/sites/prod/files/FieldSampleSoilResults.csv
セシウム分析(グーグルアース用ファイル):
http://energy.gov/sites/prod/files/DOE_AMS_C12_Cs134_Bq_20110630.kmz

最後のファイルを基に、住所情報を加え、核種・緯度順に並べ替えたエクセルファイルをアップしておきます。

主に宮城〜神奈川の空間サンプル核種分析:
http://unitingforpeace.up.seesaa.net/document/FieldSampleAirResults_0.xls
宮城〜静岡の土壌サンプル核種分析:
http://unitingforpeace.up.seesaa.net/document/FieldSampleSoilResults.xls

単位換算
変える 容積, Cubic foot
http://www.convertworld.com/ja/volume/Cubic+foot.html
1 cubic feet=28316.84 mL
1 Ci=3.7×10^10 Bq
1 uCi/mL=3.7×10^10 Bq/㎥
1 uCi/g=3.7×10^7 Bq/Kg

緯度経度住所コンバータ USOINFO
http://usoinfo.if.land.to/osmtool/latlon2addr.php?ipt=csv&latcsv=38.720015&loncsv=141.533506

土壌サンプルの核種分析(単位はBq/Kg)からは、北は宮城県名取市、南は静岡県御殿場市までストロンチウム89や重いプルトニウムが飛んでいることが分かります。

茨城県つくば市の気象研究所は3月にストロンチウムやプルトニウムよりはるかに沸点が高いテクネチウムやモリブデンを検出しているので、福島第1原発からあらゆる核種が放出されたのは当然でしょう。

ストロンチウム・プルトニウム・テクネチウム・モリブデン - 海猫のブログ
http://nekohamiteiru.blog50.fc2.com/blog-entry-406.html

宮城県名取市下増田
Pu-236  2.65
Pu-241 7.81
Sr-89 44.03
Sr-90 -17.98
Sr-Total 14.06

神奈川県横須賀市泊町
Pu-236 2.72
Pu-241 2.08
Sr-89 -62.53
Sr-90 15.84
Sr-Total 7.29

静岡県御殿場市中畑
Pu-236 1.35
Sr-89 22.72
Sr-90 -9.51
Sr-Total 2.61

掲示板「阿修羅」の記事によると、これら3地点はいずれも米軍基地の敷地か、米軍が立ち寄った空港内ということです。

緊急避難の勧め:プルトニウムが首都圏全域に飛散 今まで見たことのない鼻血を出している子供 ポリーテイアー
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/207.html

御殿場市は米軍キャンプ富士敷地内。
http://maps.google.co.jp/maps?q=35.322197,+138.865287&hl=ja
横須賀市は米海軍横須賀基地内。
http://maps.google.co.jp/maps?q=35.293526,+139.671843&hl=ja
宮城県名取市は米軍が滞在した仙台空港内。
http://maps.google.co.jp/maps?q=38.137215,+140.927631&hl=ja

文科省の放射線モニタリング測定結果サイトには米エネルギー省との共同による土壌サンプルの測定についての記載がないが、エネルギー省との共同による航空機モニタリング結果のページへのリンクはあって、その一番最後に米エネルギー省サイトへのリンクがある。しかし、そこにも福島以外の土壌サンプルの測定結果は紹介されていない。検索しなければ出てこない。

文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果 | 文部科学省
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/

エネルギー省のサイトにあるファイルでは土壌サンプルなどの測定結果は研究目的以外に使用するなと書かれているが、では何のために研究をするのか。測定主体はエネルギー省、国防総省に加え、日本の政府と民間組織となっているから、日本政府が知らないはずがない。

http://energy.gov/sites/prod/files/NNSADataRepositoryGuide_0.pdf

NNSAのシステムにアクセスするには審査が必要で、実際にこちらのサイトにアクセスしようとしても、パスワードを要求されます。

http://www.nnsaresponsedata.net/

エネルギー省のスティーブン・チュー長官はこのサイトで、わざわざ"Transparency is not only in the public interest, it is part of the scientific process."(透明性は公共の利益になるというだけでなく、科学プロセスを構成する要素である)と語っているが、ジョーク?

文科省は、横浜市で先に検出された放射性ストロンチウムを過去の核実験によるものと断定しましたが、日本政府がエネルギー省と共同で実施した測定で、静岡県御殿場市からストロンチウム89が検出されているのです。文科省の担当ではないのか。

東京新聞:ストロンチウム 「横浜は原発と関連なし」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011112502000027.html
ストロンチウムに関する東京新聞の記事
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2530372/

核実験によるストロンチウム90降下量は、気象研究所地球化学研究部によれば、2009年時点で10 mBq/u(平方メートル)前後だから、今回検出された量と比べれば桁違いに少ない。

横浜のストロンチウム(2)
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2521636/
Artificial Radionuclides in the Environment 2009
環境における人工放射能の研究2009
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2009Artifi_Radio_report/Artificial%20Radionuclides%20in%20the%20Environment%202009.pdf

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先に書いた別ブログ記事に加筆したものです。

静岡までストロンチウム89:米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)のデータ
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/239454169.html


太田光征
posted by 2011shinsaichiba at 03:26| Comment(2) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月11日

35CPMの「48時間署名」

Avaazの「48時間署名」は10万筆を達成しました。

Avaaz - 福島の子供たちを救うために24時間
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1/

リアルタイムで新署名が画面に表示されるのですが、10万筆を総分数で割ると、1分当たり35カウント、つまり35CPMを示しています。

米黒猫システムズのサイトによると、同社製ガイガーミュラー計数管GM-10の感度で、Cs137の場合、120CPMが1uSv/hrに相当するということです。

Converting From CPM to mR/hr
http://www.blackcatsystems.com/GM/converting_CPM_mRhr.html

ということは、35CPMは私が住む東葛地域の松戸の線量に匹敵します。

変な計算ですが、「48時間署名」は東葛でいい勝負、福島では押されている、ということか。

そうこうしているうちに、これまで日本からの署名がほとんどだったのが、米国からの署名が多くなってきた。

日本の大人よ、もっと頑張ってもらいたいな。


太田光征
posted by 2011shinsaichiba at 02:44| Comment(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

逗子市でストロンチウム検出

皆さま
             日下部です
重複失礼
福島2号炉で再臨界か、という情報とともに、神奈川県逗子市でストロンチウムが検出されたという情報も入ってきました。
 東葛地域にも当然ふってきていると考えなければなりません。
 流山市なども、セシウムの調査は私有地公有地を問わずやるようですが、ストロンチウムの調査をしかるべき機関に依頼させなければならないでしょう。
http://www.tvk-yokohama.com/tvknews/news0.php#0013843
posted by 2011shinsaichiba at 18:10| Comment(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

「10月初旬にヨウ素131が水道水から」の訂正

日下部です
 申し訳ありません。前のメールで、放射性ヨウ素についての情報ですが、判断に間違いがありましたので、急遽、撤回させてください。

 ND表記を限界値表記にこの頃に変更したようです。
 ネタもとからの情報を受け売りしてしまいました。
 申し訳ありません。
 今後気をつけます。
posted by 2011shinsaichiba at 22:45| Comment(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする