流山市議会、政府の「事故収束宣言」の撤回を求める意見書議決: 日下部信雄の一言二言三言
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千葉県流山市議会は、昨日3月21日に閉会した。
そこで、注目すべき議決をしている。
その一つは、「東京電力福島第一原子力発電所事故の収束宣言の撤回を求める意見書」の議決である。
18対9であった。その内訳は、次の通り。
賛成:菅野浩考(みんな・一新)、植田和子(共産党)、加藤啓子(みんな・一新)、斉藤真理(公明党)、阿部治正(社民党)、楠山栄子(社民党)、西川誠之(みんな・一新)、松田浩三(誠政会)、徳増記代子(共産党)、酒井睦夫(みんな・一新)、藤井俊行(みんな・一新)、海老原功一(誠政会)、根本守(誠政会)、小田切仙(共産党)、松尾澄子(公明党)、乾紳一郎(共産党)、秋葉高義(公明党)、田中人実(公明党)
反対:全員「流政会」 笠原久恵、中村彰男、森亮二、宮田一成、中川弘、山崎専司、松野豊、青野直、伊藤実(なお、坂巻忠志議員は、議長なので議決には参加しない)
その全文は下記の通り。
政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故に関し、「原子炉は冷温停止状態に達し、事故は収束に至った」と宣言した。これは、今後不測の事態が発生した場合も敷地境界における被ばく線量が十分低い状態を維持できるようになり、安定状態を達成し、発電所事故そのものは収束に至ったと判断したもので、さらに、避難区域を見直し、4月1日に放射線量に応じた新たな3区域に再編する考えを明らかにした。
しかし、事故の実態は、@原子炉の燃料が溶け落ち格納容器に漏れ出ていると見られ、その燃料がプラントのどの部分に溜まっているのかさえ確認できていない。A溶け落ちた燃料が冷却されているかは底部の温度の計測による判断であり、温度計は20度近くの誤差がある。B冷却装置は仮設のシステムであり、汚染水が溜まり続け、度々処理水が漏洩するなど安定したシステムと言えない。
このような状況にもかかわらず、収束宣言したことは、地域住民の実態を理解しているとは言い難く、本市に避難している住民を含めた避難者の不安・不信をかき立てる事態となっている。
よって、国においては、事故収束宣言を撤回し、今回収束と宣言するに至った経緯及びその内容、今後の施策との関係等を分かりやすく住民に説明するとともに、一刻も早く真の収束に向けた取り組みに全力を挙げるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年3月21日
衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 平田 建二 様
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
内閣官房長官 藤村 修 様
文部科学大臣 平野 博文 様
経済産業大臣 枝野 幸男 様
環境大臣(原発事故の収束及び再発防止担当)細野 豪志 様
復興大臣(東日本大震災総括担当) 平野 達男 様
千葉県流山市議会
2012年03月24日
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