<発信団体名>
月間ミコニミ誌『たんぽぽ』編集部
東日本大震災被災者支援西部ネット
ピースサイクル千葉ネット(常磐線ルート)
市民自治をめざす1000人の会
松戸市「原発・放射線問題を考える市民の会」
月間ミコニミ誌『たんぽぽ』編集部
東日本大震災被災者支援西部ネット
ピースサイクル千葉ネット(常磐線ルート)
市民自治をめざす1000人の会
松戸市「原発・放射線問題を考える市民の会」
私たちは、このたび「松戸市長選挙立候補予定」の皆さまに下記の2点についての〈公開質問状〉をお願い致しました。立候補者11名の内3名の方からご回答がありました。紙面にてお知らせいたします。
尚、多忙の中にもかかわらずご回答頂き、大変ありがとうございました。(1名の方は、期日に間に合いませんでしたので、残念ながら掲載出来ませんでしたこと、お詫びいたします)
〈 質問1 〉「東海第2原発の再稼働問題」についてのお考えをお聞かせください。
ご存知の通り、この原発は稼働以来43年を過ぎた老朽原発ですが、日本原電(日本原子力発電株式会社)は再稼働に向けて着々と準備を進めています。
ところが、昨年水戸地方裁判所は「再稼働差し止め」の判決を下し、原電・国側は東京高裁へ提訴し、現在係争中の案件です。差し止めの理由は「周辺30q圏内の住民94万人の避難計画がない状況での再稼働は認められない」等とのことです。
ここ松戸市は90q圏内にあり、事故に際しては避難民の受け入れのみならず、松戸市内の甚大な放射線被害をも想定しなければなりません。
このことについてのお考えをお伺いします。
〈 回答 〉(到着順)
*木村みね子氏
松戸市は原発再稼働についてコメントする立場にはありませんが、放射性物質事故に関しましては、本市は既に松戸市地域防災計画(大規模事故編)を策定しておりますので、万が一の際には、この計画に従って、国・県と連携して適切な措置を講ずることになると考えております。
*本郷谷健次氏
松戸だけはほかの地域からエネルギーをもらえばいい、そこで何かあったら松戸に被害が及ばなければよいというのでは大変非礼なことだと思います。
松戸を含めた広域での議論を深めなければなりません。
原発を再稼働させない場合、その代替えエネルギーはどうするのか。
大震災が起こった場合の対処をどうするのか。
国・自自体・地元住民・エネルギー会社・専門家による、現段階でのベストな案と実行プログラムを策定すべきと思います。
*原裕二氏 (長文の回答でしたので要約させていただきました)
福島第一原発事故によりから松戸市も放射能で汚染され、各地で除染が行われました。
放射能濃度が基準値を超えた焼却灰は国の管理下での処分と決まりましたが、旧松戸クリーンセンターの敷地内に保管されたままです。水道水や食べ物も放射能汚染されました。市には放射能測定所がなく、5月過ぎに、市民が放射能測定器を手に入れて放射能汚染が明らかになるまで、子供たちは、通常の生活を送っていました。
その後福島で子どもたちの甲状腺異常が発見されて、松戸市でも検査や健康相談を始めました。
これからの市の施策としては、引き続き、放射能の定点観測、放射線測定器貸し出し、農産物・食品の放射能測定を続けていきます。焼却灰の保管については、国に働きかけて行きます。
100キロしか離れていない茨城県東海第二原発で事故が起きれば、さらに重大な放射能汚染被害があると予想されますので、東海第二原発の再稼働には反対していきます。東海第二原発が再稼働しなくても、原発に核燃料が保管されている限り放射能流出事故の可能性がありますので、水戸市の広域避難協定には、水戸市と協定を結んでいる他の東葛5市と協議して協力していきます。
〈 質問2 〉「地球環境問題」に対して“松戸市としてあるべき施政方針”について
既に周知の通り、地球環境の悪化が進行し、その国際的な課題と対応策が国連で話し合われ、日本政府もその対応策を発表しています。ところが、その内容については国際環境団体から再び「化石賞」を頂くなど多くの問題点が指摘されているところです。
この課題は、日本政府のみならず各自治体としても『カーボンニュートラル」に向けた具体的な対策が要求されております。「子どもたちの未来を壊すな」の一点で皆で協力しなければなりませんが、松戸市政がとるべき具体的な対応策についてお考えをお聞かせください。
〈 回答 〉
*木村みね子氏
松戸市では、既に松戸市環境基本計画及び松戸市地球温暖化計画実行計画を策定しておりますのでこれらの計画に従ってカーボンニュートラル向けて取り組みたいと考えております。
*本郷谷健次
人口問題・エネルギー問題・食糧問題が環境問題を引き起こしています。したがって、世界の人々が、日本の人々が、松戸の人々が深くかかわっています。
松戸としては、下記のようなことを計画しております。
松戸版SDGsを作成し、実行していきます。
SDGsへの松戸市の取り組みは市長を(本郷谷)をトップにおいた組織を構成。
千葉県内でも市町村登録1号で、SDGs先進度調査でも県内2位になっています。
その中で、2050年を目標に「ゼロカーボン」宣言をしております。
*原裕二氏 (長文の回答でしたので、要約させていただきました)
昨年、政府は新「エネルギー基本計画」で2050年の実質的カーボンニュートラルを宣言しましたが、発電量の20%を「原発」、二酸化炭素を海外へ運ぶ等、その計画には疑問があります。
私はエネルギーとゴミ(廃棄物)はできるかぎり自給自足を原則とするべきだと考えます。
松戸市でも、省エネ対策を進めれば、太陽熱・太陽光でエネルギー自給も可能だと思います。公共施設への太陽光パネル設置は勿論、希望する誰でも屋根への設置が可能な制度の導入を検討していき、災害時にも強い街づくりを進めます。ごみの焼却処理は可能な限り減らし、ごみ(廃棄物)を資源化していきます。しかし、リサイクルにもエネルギーが必要であり二酸化炭素を排出するので、市が率先して「3R](リデユース・リユース・リサイクル)ではなく「2R」(リデユース・リユース)に変えていき、「2R」への取り組みを進めていきます。
上水道についても自給自足を目指して地下水や雨水を利用し、雨水を浸透・貯留する事で地下水を保全すると共に、水害を防ぎます。また、下水道についても地域で浄化処理して市内の河川に水を戻すことも考えていきます。
自動車については、公用車の見直しと電気自動車への買い替えの補助制度を検討します。また、自転車の利用促進と公共交通機関の利用促進とそのために絞った道路整備を計画していきます。
松戸市は緑地が少ない状況ですが東京から江戸川を渡った途端に緑地が目に入ってきます。この大切な緑地を確実に保全していくために、様々な施策を進めます。「地球環境問題」の解決は、国の政策転換を待っているのでは間に合わないと思います。自治体レバルでの、身近なエネルギーやゴミへの取り組みが重要です。よりよい地球環境を未来へ遺すために、市民とよく話し合って、市民の協力のもとに、重点施策として取り組んでいきたいと思います。
(以上)

